職業訓練のメリットはさんざん書き綴ったので(職業訓練を受けるメリット)、それでは逆にデメリットはないのか?あるなら、それは何なのか?を検討します。
光があれば影もある…
やはりメリット満載の職業訓練でも、デメリットは「ちゃんと」存在します。
そもそも合格できない場合がある
まぁ、そりゃそうですよね。行きたいコースの応募倍率が低ければいいんですが、だいたいどこも定員以上の応募状況です。Web系や事務系、介護系などは倍率が軒並み3倍とかそれ以上になり、一瞬ひるみそうになります。
[応募状況が見れる自治体の例(別ウィンドウで開きます)]
東京都、千葉
※「職業訓練 応募状況 (都道府県)」で検索すると出てきます
じゃあ、倍率の低いところを狙えばいいんじゃないか、とも一瞬思いますが、コース選びをいい加減にすると、あとでシンドイ目に遭うことが多いように思われます。それについては次の項目にて解説します。希望のコースが倍率も低いのがベストなんですがねぇ…。
コース選びに失敗したら…
パッと見で、自分が目指す方向性と明らかに違うコース名は、すぐ分かりますね。しかし、パッと見で自分が目指す方向性と同じ、または似たようなコース名であっても、注意は必要です。
なぜなら、コース名が同じ、または似かよっていても、訓練校により方針や得意分野など、かなり違うことがあります。そのため、直接訓練校へ問い合わせて詳細(特色、卒業生の就職先で多い職種など)を訊くか、あるいは訓練校が独自に設けている見学会に参加するのがいいと思います。
⇒参考記事「見学会には参加しよう!」
僕は4回の受講暦で(多すぎ?)一度もコース選びに失敗したことはないんですが、実は知人に失敗した人がいまして。彼は、途中から講習をサボり、ついに強制退校…。せっかく受給しはじめていた失業給付も退校と同時にストップ(受給資格剥奪)し、非常にもったいない経験をしていました。
⇒参考記事「出席について」
コース選びを慎重にしても…
訓練校に問い合わせたり、見学会に参加して講習内容の詳細を知ることができます。しかし、講習内容そのものと同じぐらいチェックすべき点があります。一番多いのは「意外と通学に不便」「教室の(物理的な)雰囲気が合わない」など、これらも実際に見学会に参加したら確認したいところです。
例えば、路線検索サイトで調べたら楽勝なのに、実際に乗り換えてみると煩雑で時間がかかる(新しくなった渋谷駅みたいに)、とか。。例えば、教室に窓が一つもなくて、入学後に閉所恐怖で通学不能(退校)になった、とか。。また可能であれば、担当講師が誰なのか?どんな人物なのか?も確認できればベストです。
学習についていけない場合も
訓練校やコースによって、学習量や難易度が異なります。あまりに学習量が多いと、休日も課題に追われることもあるらしいですが、僕の周りではほとんど聞きません。
やはり分からないことがあれば、一日のカリキュラム終了後に講師に質問するのが一番でしょう。放課後に自習などができるよう、あるていど時間を開放している訓練校も多いです。これは厳密にはデメリットとは言えないかもしれませんね。
以上、考えられるデメリットを挙げてみました。どれも綿密な準備を怠らなければ回避できそうなものばかりですよね。合格については、多少運もありますが…
とにかく、職業訓練についての情報収集がとても大事です。
次の記事⇒職業訓練の種類と選び方